普通に着替えて何気にポケットをまさぐると、マスクが出てきた。
そう、あの時期は毎日マスクを常備して生活していたからね。
父が入院し始めはインフルエンザ大流行の時期でマスク付けないと病院入れないし、それから転院、一時帰宅、再入院と、続くのですが。
ちょっとその頃を思い出した。週末は帰省して病院にいくのが、行事になっていた。しかし苦しそうにしていたが、そこにはまだ父がいた。
今はもうどこにも、いないんだ…
そう、思ったら、また目頭が熱くなってきた。今にもこぼれ落ちそうになったところで、電話が鳴り、日常に戻った週末なのでした。